ランドクルーザー40系(Vol.2)
|
B型のディーゼルエンジンを搭載したランドクルーザー40系は、BJ40とBJ43へと進化していきます。それまでのFJ40からファイナルギアレシオを3.700⇒4.111に下げる変更が行なわれています。
トヨタがランクルに与えたこの変更はピニオンギアの歯車にしてわずか1山少ないだけですが、低速の粘り強い力強さに影響を与えたようです。
自動車というのは、本当にわずかな味付けの違いで変わるものであることを、ランドクルーザーは証明したことになりますね。
エンジンは4気筒になった事もあり、出力はF型の125psが85psと大幅にダウン。ところがエンジンのマウントが後方位置になったことが幸いします。
車体全体のバランスが上がったので、非力なエンジンでも走行性能そのものは、遜色ないものでした。
ランクル40系がこの4気筒のディーゼルエンジンを得たことで、オフローダーとしての性能が大幅に上がったのです。
続きを読む