セリカ5代目(T180型) -2



そしてこの当時はワイドボディ化が流行り始めた頃でもあり、GT-FOURAと呼ばれるブリスターフェンダーを持つグレードも登場します。

GT-FOURアドバンスはST185H型の型式になり、より曲線を強調したマッシブなデザインとなったのです。

そしてST180型セリカはラリーでも活躍し、WRCに参戦を始めます。GT-GourRC(ラリーコンペシション)と呼ばれる、ホモロゲーションモデルが5000台生産されます。

日本では1800台が販売され、輸出モデルは当時のラリードライバーである、カルロス・サインツの名前がついていたそうです。

このGT−FourRCは水冷式インタークーラーターボで、タービンはセラミックからメタルへ変更。ライバルのランチア・デルタHTインテグラーレに勝ち、WRCのメイクスとドライバーズをトヨタは手に入れます。

国内販売ではあまりパッとしなかったセリカST180型ですが、モータースポーツの世界、WRCラリーでは燦然たる実績を残したのです。

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