ソアラ初代(Z10系) -2



ソアラZ10系に搭載されたエンジンは、5ナンバー用が125psの直列6気筒2000ccの1G-EU型。後に160psの直列6気筒2000ccにターボが付いたM-TEU型が搭載されています。

3ナンバー用には、170psの直列6気筒DOHC2800ccの5M-GEU型を搭載。このエンジンは国産車初の、大排気量のツインカムエンジン。当時は日産がフェアレディZにSOHCを搭載していた事と比較し、トヨタのファンを喜ばせたものでした。

10系ソアラの上級グレードは、足回りに4輪独立懸架+4輪ベンチレーテッドディスクブレーキを採用しています。これはトヨタ・2000GT以来と謳われたて、セールスのアピールポイントにもなっています。

またソアラは進化の過程で、電子制御サスペンション「TEMS」を採用。電子制御はエンジンや内装にとどまらず、足回りにまで採用されています。

マイナーチェンジからは2000ccの1Gエンジンが1G-GEU型となり、160psの直列6気筒のDOHCへと進化。5M-GEU型は190psを発生する、3000ccの1直列6気筒DOHCの6M-GEU型へ進化します。

まさに10系ソアラは高速クルージングを楽しめる国産クーペとして、ハイパワー化の波を作った車とも言えそうです。

ソアラ10系のグレードは下からVI、VII、VX、VR、VRターボ、2000GT、2800GT、2800GTエクストラ、3000GT、3000GTリミテッドで、搭載されるエンジンと装備で区別されています。

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