マークII最終型モデル(X110系)
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マークII9代目はX110系で、最終型モデルとなっています。2000年から2004年まで生産され、まさに20世紀から21世紀にかけて販売されたマークIIです。
トヨタにとってもこの頃はボディ剛性、衝突安全性に開発を傾けていた時代。マークIIの美しさの象徴であった、4ドアハードトップではなく、X110系は4ドアセダンとなってしまったのです。
しかもシャシはクラウンと共通となり、最終モデルのマークIIは不遇のモデルとなってしまいます。
ハイソカーブームに乗り、白いマークIIとしてもてはやされた過去の栄光はなく、後にマークXへ引き継がれる谷間のモデルといえるでしょう。
それでもエンジンはVVT-i化された、1G-FE、1JZ-FSE、1JZ-GE、IJZGTEを搭載。最新の心臓部を与えられ、その走りは一級品でした。
しかしクラウンがゼロクラウンとして進化成功していくのに対して、マークIIはこの世代が最後。
ミニバンの陰でマークIIは、ひっそりとその名前に幕を下ろすのはあまりにもかわいそうといった感じでした。
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