チェイサー(X30系-X70系)



チェイサーの歴史は、すでにトヨタのラインナップにあったマーク†の兄弟車として始まります。チェイサーが歴史の幕を開けたのは1977年の6月、初代モデルはX30/X40系です。

マーク†と共に2ドアのハードトップが用意され、2灯ランプでアメリカ車を意識したような個性的なデザインでした。

1980年10月には2代目モデルのX60系が発売され、チェイサーはこのときから登場したクレスタをあわせて、マーク†3兄弟と呼ばれるようになります。

その中でチェイサーのポジションは、よりスポーティーな高級サルーン。2ドアモデルは1世代のみで廃止されています。

そのような中でもサスペンションをハードに固め、ミシュランタイヤを装着したアバンテも登場します。

チェイサーのアバンテは、マーク†のグランデ・クレスタのスーパールーセントが高級路線だったのに対し、若者向けのスポーティー路線を展開しています。

このチェイサーのスポーツ性と名前の由来(チェイサー=追跡者)から、日産のスカイラインをライバルとして誕生したとも言われています。

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