マークII初代(T60系-T70系) -2



初代マークIIは4ドアセダン/2ドアハードトップだけではなく、同じボディをステーションワゴンとバンも存在し、さらに驚くことには、ピックアップモデルが設定されていました。

またスポーツモデルは、1600GTの実質後継車であるGSSが用意されており、初代型から走りを意識するユーザー向けの設定を用意していたのです。

搭載されたエンジンは、シングルキャブレターで85PSの1600ccが7R、SUツインキャブレターで100psの7R-B、後に8R-Gに呼称変更される10Rです。

初代マークIIに当初設定された1600ccは、ゴールデンシリーズとしてコロナに設定されたものを引き継いでいます。なおコロナのゴールデンシリーズは、マークII登場と共に廃止されています。

また初代マークIIの後期型フロントマスクはイーグルマスクと呼ばれ、特徴的なデザインが人気となったようです。

マークIIとコロナの関係は、マジェスタとクラウンのような関係とも言えそうですね。一つの車種から派生した上級車種を作る事を、トヨタはこの当時から行なっていたということです。

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