クラウン初代型(RS型−S30系) -2



トヨタはクラウンをデビューさせてから約1年後の1957年には、「ロンドン-東京五万キロドライブ」という、当時としては壮大な計画を実施しました。

この試みによってクラウンの耐久性が実証されて、「ロンドンからトヨペットで」と国産車の耐久性を証明したことを、大きくアピールしています。

初代クラウンRS型は1958年10月のマイナーチェンジ。このときのモデルから、オーバードライブが採用されています。また1959年10月には、ディーゼルエンジン搭載車が追加されます。

1960年10月のマイナーチェンジでは、小型車規格の拡大を受けて、デラックスに排気量1900ccの3R型エンジンを搭載したグレードも用意しています。

また初代型クラウンは、同時に国産乗用車初となるAT「トヨグライド」を搭載し、国産初となるAT車を世に送り出すこととなりました。

1961年4月にはスタンダードにも1900ccモデルが追加され、クラウンはより高級車路線を確立。しかしながら1957年より始めた対米輸出は、評判は芳しくなくわずか数年で中止されています。

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