クラウンマジェスタ初代(S140系)



クラウンマジェスタは、クラウンとセルシオの中間的なモデルとして誕生。初代モデルS140系が、1991年10月に発売されています。

トヨタにとっては日産がセドリック・グロリアがシーマで成功を収めたのに対して、数年遅れてクラウン上位モデルの誕生となったのです。

もっともクラウンマジェスタを誕生させる前の9代目クラウンには、V型8気等DOHCエンジンを搭載したロイヤルサルーンGが存在していました。

当時街中で「ケツを沈ませながら発進するクラウン」と言われ、隠れ走り屋モデルとも言える車が、ロイヤルサルーンGだったのです。

トヨタがその次世代モデルである、クラウン10代目と共に発売したクラウンマジェスタ。

初代S140系モデルはエレクトロマルチビジョンを搭載し、先進技術の粋を集めたような自動車でした。

エンジンはクラウン譲りの直列6気筒の3Lと、セルシオ譲りのV型8気等の4L。どちらも高級セダンにふさわしく、静寂性を保ちながらもパワフルなエンジンです。

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