カルディナ初代(T190G系) -2



そしてこの差が乗用車としての販売には差が出てしまい、カルディナを選ばずレガシィを選ぶ人が多くなっていきます。

カルディナを選ばずレガシィを選ぶ理由のひとつが、「商用車バージョンが存在しない。」事でもあるのです。

カルディナには1995年には3S-GE型を搭載する、TZ-Gグレードが登場します。それまでのハイメカツインカムからスポーツツインカムにエンジンが変わります。

このTZ-Gは2000CCエンジンを搭載し、MTは175PS/ATは165PSをそれぞれ発揮しています。またこのTZ-Gは4WDのみの設定で、カルディナがスポーツワゴンを目指し始めたグレードでもあったのです。

1996年には1800CCのエンジンが7A-FE型に変更となり、115PSのリーンバーンタイプとなります。

低燃費のグレードからスポーツタイプまで、トヨタはカルディナに幅広い層への売り込みをかけています。

またエアリアルと呼ばれる大型サンルーフモデルも登場します。エスティマTCRのアエラスのように、この時代はルーフに装飾を施すグレードが流行っていたのです。

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