ファンカーゴの歴史
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ファンカーゴは初代ヴィッツの派生モデルのコンパクトワゴンとして、1989年8月に歴史をスタートさせています。
初代ファンカーゴに積まれたエンジンは、直列4気筒の1.3L(2NZ-FE)と、1.5L(1NZ-FE)です。1300ccはFFのみ、1500ccはFFおよび4WDに、それぞれ搭載されています。
トヨタがファンカーゴを誕生させたのは、ひとつの車台から複数の車種を作り、各販売店の車種として設定するためがメインの考えだったはずです。
ヴィッツでは荷物が積めないといった層に対する提案でもあり、コンパクトカーながら沢山荷物を積み込みたいアウトドア派の支持を狙っていたようです。
もっとも名前がファンカーゴ(カーゴは荷物の意味です)である以上、リアシートは折りたたみ式。
しかもカーゴスペースをとるために後部座席のシートは、かなり薄くなってしまったのです。
コンパクトカーにとっては限られた車体サイズで車内を広くするためには、どうしても制限が掛かります。
ファンカーゴもそういった制限からリアシートを薄くし、量販グレードにはヘッドレストもつけていませんでした。
実際にはユーザーから使い勝手の良さと、弱点と見られたリアシートのすわり心地もまずます好評だったようです。
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